「身体障害者手帳は取れるのかな?」
「マル障の対象になる?」
「特別児童扶養手当は申請できる?」
医療的ケア児や重症心身障害児を育てていると、さまざまな制度について耳にする機会があります。
しかし、制度の種類が多く、
「何が利用できるのか分からない」
「どこへ相談したらいいのか分からない」
と感じているご家庭も多いのではないでしょうか。
この記事では、相模原市で利用できる主な制度について、
✅ どんな人が対象?
✅ どんな支援が受けられる?
✅ どこに相談すればいい?
を中心にまとめました。
困ったらまずどこへ相談する?
制度ごとに窓口は異なりますが、まずは次のいずれかへ相談すると案内してもらえます。
相模原市高齢・障害者相談課
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 特別児童扶養手当
- 障害児福祉手当
- マル障
などの相談窓口です。
病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)
医療費助成制度や申請手続きについて相談できます。
相談支援専門員
障害福祉サービスや利用できる制度について相談できます。

主治医
小児慢性特定疾病の対象になるか相談できます。
小児慢性特定疾病医療費助成制度
対象となる方
国が指定する慢性疾患のある18歳未満のお子さん
医療的ケア児では、
- 染色体異常
- 神経筋疾患
- 難治性てんかん
- 先天性心疾患
などで認定を受けているケースがあります。
受けられる支援
この制度による医療費助成は、対象疾病の治療にかかる医療費、入院時食事療養費、薬局での保険調剤、訪問看護ステーションでの訪問看護利用料が対象となります。
相模原市の相談先
- 主治医
- 保健所
- 医療ソーシャルワーカー
こども家庭課(保健事業班)
住所:〒252-5277 中央区中央2-11-15 市役所本館4階
電話:042-769-8345 ファクス:042-759-4395
身体障害者手帳
対象となる方
身体機能に障害があるお子さん
例えば、
- 歩行が難しい
- 人工呼吸器を使用している
- 心臓機能障害がある
- 経管栄養や気管切開がある
などの場合に対象となることがあります。
受けられる支援
- 福祉タクシー券
- 税金の控除
- 公共交通機関の割引
- 市営自動車駐車場の減免
- 自動車燃料費助成
- 水道料金の減免
- 補装具費支給
など
相模原市の相談先
・高齢・障害者福祉課
・LINE登録もあるようです!

療育手帳
対象となる方
知的障害があると判定されたお子さん
受けられる支援
- 税金の控除
- 交通機関の割引
相模原市の相談先
お住まいの区の高齢・障害者相談課
障害者更生相談所
住所:〒252-5277 中央区富士見6-1-1 ウェルネスさがみはらA館6階
電話:042-769-9807 ファクス:042-750-6150
障害者更生相談所へのメールでのお問い合わせ専用フォーム
マル障(重度障害者医療費助成制度)
対象となる方
相模原市では主に
- 身体障害者手帳1級または2級
- IQ35以下
- 重複障害
などの方が対象です。
※所得制限があります。(子どもがマル障対象の方は対象外です。)

受けられる支援・助成内容
マル障(重度障害者医療費助成制度)を利用すると、病院や薬局で支払う保険診療の自己負担分について助成を受けることができます。
通院や入院が多いお子さんの場合、医療費の負担を大きく軽減できる制度です。
ただし、すべての費用が助成されるわけではありません。
助成の対象にならないもの
次のような費用は助成の対象外となります。
- 入院時の食事代
- 差額ベッド代
- 健康診断の費用
- 予防接種の費用
- 薬の容器代
- 診断書や証明書の発行費用
など

医療的ケア児や重症心身障害児のご家庭では、定期的な通院や入院が必要になることも少なくありません。
マル障を利用することで医療費の負担を軽減できる一方、食事代や差額ベッド代は自己負担となるため、事前に確認しておくと安心です。
相模原市の相談先
高齢・障害者福祉課
特別児童扶養手当
対象となる方
20歳未満で中程度以上の障害があるお子さんを養育している保護者(所得制限ありです)
受けられる支援
手当の額(令和8年度から)
重度 月額58,450円
中度 月額38,930円
手当の支給時期
4月、8月、11月(各月とも11日、支給日が土・日曜日、休日にあたる時は、その直前の平日)
相模原市の相談先
お住まいの区の高齢・障害者相談課
障害児福祉手当
対象となる方
精神又は身体に重度の障害を有するため、日常生活において常時の介護を必要とする状態にある在宅の20歳未満の人
医療的ケア児や重症心身障害児が対象となることもあります。
受けられる支援
手当の額(令和8年4月分から)
月額16,560円
認定された場合は、申請日の翌月分からが支給対象となります。
手当の支給時期
2月・5月・8月・11月
相模原市の相談先
高齢・障害者福祉課
医療的ケア児家庭が利用していることが多い制度
あくまで私の周りですが、利用されている方が多い制度は次のとおりです。
- 小児慢性特定疾病医療費助成制度
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- マル障
- 特別児童扶養手当
- 障害児福祉手当
- 福祉タクシー券
- 日常生活用具給付事業
- 補装具費支給制度
お子さんによって利用できる制度は異なりますが、複数の制度を組み合わせて利用しているご家庭も少なくありません。
今回の記事は、相模原市のサイトを参考にしております。
迷ったらまずは相談してみよう
制度は複雑で、「うちは対象外かも」と思っていても利用できる場合があります。
まずは、
- 主治医
- 医療ソーシャルワーカー
- 相談支援専門員
- 相模原市 高齢・障害者福祉課
へ相談してみましょう。
お子さんに障害があると、日々のケアや通院だけでも精一杯で、「また役所か…」「相談するのも疲れてしまった…」と感じることがあるかもしれません。
私自身も、制度について調べたり申請したりすることが負担に感じる時期がありました。
しかし、実際には医療的ケア児や重症心身障害児のご家庭を支えるための制度や助成はたくさん用意されています。
ただ、その制度の数が多く複雑なため、残念ながら待っているだけでは情報が届かないことも少なくありません。
自分から相談したり、情報を集めたりすることで初めて知ることができる制度もあります。
「もっと早く知っていればよかった」
「こんな制度があったなんて知らなかった」
という声もよく耳にします。
もちろん、すべてを一度に調べる必要はありません。
困ったときは一人で抱え込まず、主治医や相談支援専門員、医療ソーシャルワーカー、市役所の窓口などを頼ってみてください。
お子さんやご家族が少しでも安心して生活できるよう、利用できる制度やサービスを知ることも大切な支援のひとつだと思います。



もし内容をご覧いただき、「こんな情報もあると良い」「ここは補足した方が良い」といった点がございましたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです。








