胃ろうを使っている方のケアで、意外と悩ましいのが「胃ろうパッド」。
「すぐ汚れてしまう」「市販のパッドが高くて続かない」「肌がかぶれてしまう」など、日々の不安やストレスを感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたいのが、手作りの胃ろうパッドです。実はとっても簡単に作れて、しかも経済的。今回は、自宅にあるもので作れるやさしい胃ろうパッドの作り方をご紹介します。
目次
胃ろうとは?
まず簡単に「胃ろう」について説明します。
胃ろうとは、胃に直接チューブを通して栄養を送るための処置のことです。口や鼻からの経口摂取が難しい方にとっては、日々の命を支える大切な方法です。
ただし、胃と皮膚が接する部分は、湿気や擦れによって炎症を起こしやすく、パッドを使って清潔に保つことがとても大切になります。

胃ろうパッドってどんなもの?
胃ろうパッドは、チューブの周囲を保護し、滲出液や汗などによる皮膚トラブルを防ぐ役割を果たします。
市販品もありますが、毎日交換するものなのでコストがかさむことも…。
さらに、素材が肌に合わないこともあります。
そんなときにおすすめなのが「手作りの胃ろうパッド」です。
手作りなら、こんなにいいことが!
- 肌にやさしい素材が選べる
- 自分の好きなサイズや形にできる
- 洗って繰り返し使えるので経済的
- お子さんやご家族へのケアに、気持ちを込めて作れる
手作りだからこそ、ひと工夫ができますし、愛情もこもります。
胃ろうパッドの作り方
参考にしたのは、こちらのブログ:
👉 nico25laboさんの「胃ろうパッドの作り方」
以下、簡単に手順をご紹介します。
材料
- 綿素材のハンカチやガーゼなど(肌にやさしいものを)
- スナップボタン
- はさみ、針と糸(またはミシン)
- キルト芯
作り方
- ハンカチやガーゼを10cm四方に2枚カットします
- 2枚を中表に合わせて、周囲を縫い、ひっくり返します
- 真ん中にチューブを通す穴をあけます(直径1.5~2cm程度)
- パッドの端にスナップボタンを付けたら完成!
※洗濯機で洗って何度でも使えます!
NICO.LAB☺︎


『胃ろうパッドの作り方』
2021/2/20追記約1年前に書いたこの記事、大変ありがたいことに多くの方にアクセス頂いています。実際にこの記事を見ながら胃ろうパッドを作り、使ってくださる…
まとめ|手作りで、やさしいケアを
胃ろうのケアは毎日のこと。だからこそ、使いやすく、安心できるアイテムが大切です。手作りの胃ろうパッドなら、肌にもお財布にもやさしく、何より「その人のために作る」という気持ちが伝わります。
ご自身で、あるいはご家族のために、一度手作りしてみてはいかがでしょうか?